自立を望む発達障害者支援 (ASP・HFASD・HFPDD・PDD−NOS) |
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発達障害者は、悲しいかな現代の就労環境に耐えられない脆弱性を抱えています。 それには、次のような原因が考えられます ・さんざん否定された環境の中で自己効力感をはぐくめず、 自己肯定感を得られたかったこと。 ・周囲から否定的な関わりを受ける中で、 自己一致感(自己アイデンティティ)を確立できなかったこと 「自分は苦手を抱えていてもいい。こんな風にいいところを生かして生きていくんだ」 という自分もなしに、職場で働くことは、 発達障害者にとって、鎧も傷に戦場に向かうようなものなのでしょう。 一方で、 SSTコミュニケーションワークでは、人と関われる自分を見つけるとともに、 自らの障害特性とどう向き合い、どのような生き方を見つけていくのか。 そこを共に探してまいります。 自立を望む発達障害者の会「アズウィッシュ」ですが、2013年より活動を始め、初年度 は、これまで4回のSSTコミュニケーションワークと、6回のSST傾聴ワークを開催しま した。2014年度には、8回のSSTコミュニケーションワークと、11回のSST傾聴ワーク を、4コースにわたり開催しました。いずれも、成人当事者さんに自立のためのスキル アップと、自らの方向性を見定めていただくことを目的としています。特徴としては、お 仕着せの支援ではなく、当事者さんご自身が、ワークの中の経験や気づきの中から、自 らの自立・就労の方向性を見定めていくためのお手伝いをしていく・・・という方針です。 会の名前のアズウィッシュ、「as your wish(あなたの望みのままに)」の由来ともなってい ます。 当会では、心理カウンセリング手法を中心に、楽しみながらのサークル活動や共同作 業の中で、人と関われる自分、仕事を分かち合い成し遂げられる自分を見付けていく お手伝いをいたします。発達障害の隠れた問題である大人としてのアイデンティティの 未確立を解決すべく、受容的で肯定的な関わりの中で心の芯を育み、自分らしい生き 方を見付けるお手伝いをしてまいります。 ★SSTコミュニケーション・ワーク コミュニケーションスキルの向上と、発達障害の特性 理解・自己確立の促進をめざし、構成的エンカウンターやディスカッションなどの活動を行 います。 ★SST傾聴ワーク “人の話の聴き方講座”単に聞き方を学ぶことにとど まらず、自分の心の在り方・動き方を確認しながら、自他の理解能力を高め、会話を通じ て相互に思いをやり取りする力を養います。 ★当事者限定グループワーク 発達障害の当事者のみが参加できる心理カウンセリン グのグループです。同じ境遇の者が集まり、悩みを語り合う中で問題解決をめざし、自己 肯定感を取り戻すためのワーク。 |